セッション情報

シンポジウム

Japanese

S - D3 - D002

細胞のidentity changeがもたらす組織再生と老化

2023/6/30 16:25〜18:55

D会場

座長: 中西未央(千葉大学大学院医学研究院)

近年の1細胞解析や細胞系譜追跡技術の進歩により、これまで知られていなかった様々な細胞の分化可塑性が明らかになりつつある。たとえば上皮組織では傷害により特定の前駆細胞や分化細胞の脱分化がおこり、組織幹細胞プールを再生することがわかってきた。一方で、このような可塑性制御の異常は組織の恒常性維持に重大な支障をもたらす。そこで本シンポジウムでは分化可塑性の制御による組織再生と、その破綻(identity crisis)としての老化という正負の側面に光を当て、分子基盤から再生・抗老化医療への展開までを視野に入れた総合的な議論をおこなう。